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チュートリアル ~共通テキスト~
こちらでは、本作の共通テキストと同様の内容を公開しています。
実際のセッションで、共通シナリオのPDFを配布する代わりに使うこともできます。
略語一覧(参考)
PL…プレイヤー
PC…プレイキャラクター。ゲーム上の登場人物で、プレイヤーが操
作する。
HO…ハンドアウト。各プレイキャラクター固有の情報(キャラ造形、
事件前後の行動、ミッションなど)が記載されているもの。
GM…ゲームマスター。ゲームの進行・管理等をおこなう人。
RP…ロールプレイ。あてがわれた役割(キャラクター)に基づいて、
言動をおこなうこと。
GMをされる方へ
当サイト内に「GM向けページ」を設けています。「RPGの掟」のGMをする際、PLにwebページを閲覧してもらうことで、HO等のPDFを送信する代わりとすることができます。
GM向けページは一般公開されておらず、当作品のシナリオをお持ちで、閲覧希望の旨をご連絡いただいた方のみご利用いただけます。
利用の際は、上記twitterもしくは「contact」より、①GM向けページ利用希望の旨②BOOTHでシナリオをご購入いただいた際の「注文番号」の2点を明記の上ご連絡ください。
※あくまで補助的なものであり、配布しているシナリオ以上の情報はありません。
※2021年10月現在、試験的に導入しており、状況によっては今後廃止とする場合があります。
1.プログラム
1.ルール確認
2.序章
3.HO読み込み
4.話し合い
5.推理発表・投票
6.終章
※所要時間 約4~5時間
・事件の真犯人を突き止めましょう。真犯人役になったときは、自分が犯人であることがばれないよう立ち回りましょう。
・犯人探しミッションのほか、キャラにはそれぞれ固有のミッションが設定されています。犯人探しに加え、自分のミッション達成も目指しましょう。
・ミッションに必要な情報やアイテムは、カードをめくることで入手します。カードに書かれたことは「客観的事実」として扱われます。
・ゲーム中の議論で、自分のキャラが有利になると思われる嘘は、ついてもよいものとします。逆を言えば、口頭でのみ得た情報は、嘘である可能性がありますので留意しましょう。ただし、ゲームを進めるうえで無意味な嘘はつかないこと。
・各PLは、HOに記載されたキャラの目的や状況に従った言動をとりましょう。
・ゲーム終了まで、PLは自分のHOの内容を、他のPLに見せてはいけません。
・ゲーム中の議論で、HOの内容を確認したり話したりする場合、文章をそのまま読み上げたり、「こう書いてある」と言うなど、メタフィクション的な発言はしないこと。あくまで、「キャラクター」の目線で発言しましょう。
・ルールについて確認したいことがあるときは、GMへ。
2.基本のルール
▸話し合い
Lv1話し合い:1人1枚カードを選択→話し合い(10分)※密談含む ×2回
Lv2話し合い:1人1枚カードを選択→話し合い(10分)※密談含む ×2回
Lv3話し合い:1人1枚カードを選択→話し合い(15分)※密談含む
▸密談
話し合い中に、二人だけで話したい相手を誘って、密談チャンネルで話すことができます。密談チャンネルはひとつだけなので、密談は1~2分を目安に切り上げてください。
▸カード
推理のもととなる情報やアイテムが記されたカードを取得します。
まず、1人1枚ずつ取得するカードを決め、そのカードの左上に自分の駒を置きます。のぞき見(後述)する場合は、左下に置きます。
GMの合図で全員一斉に、自分が選んだカードを「自分だけ見る」で確認し、その後全員での話し合いに入ります。
のぞき見とは:他者が所持している、全体公開されていないカードをのぞき見ることができます。ただし見るだけであり、カードの所有権は移りません。
【カード取得・公開等のルール】
カードの種類や話し合いの段階によって、ルールが変わります。
・Lv1話し合い
「しらべる」:取得可。公開および譲渡・交換可。
「もちもの」:他者のものは取得およびのぞき見不可。公開も譲渡・交換も不可。
・Lv2話し合い/Lv3話し合い
「しらべる」:Lv1と同様。
「もちもの」:他者のものをのぞき見可、取得は不可。公開や譲渡・交換可。
なお、カード公開不可でも、その情報を口頭で言うのはOK。
▸投票・推理
一連の情報取得、話し合いを終えたあと、投票パートに入ります。
犯人だと思うキャラ(犯人役になったPLは任意のキャラ)を決め、Discordの個別チャンネル等からGMに送ることで投票とします。
その後に、ひとりずつ自分の推理を披露する時間を設けます。
最多得票が同数の場合は、再投票をします。
この時点での所持品や行動でメインおよびサブミッションの達成/未達成判定が行われます。個人ミッションの判定は、ゲーム終了後です。
3.ゲームの流れ
世界平和を求め、長い旅をしてきた勇者一行
勇者:「希望の光」といわれ、人々から尊ばれている。(NPC)
魔法使い:世界有数の魔法使いで、魔力が非常に強い。
僧侶:おもに仲間たちの回復役として、真面目に働いている。
武闘家:いつも筋トレをしていて、大変力が強い。
シーフ:お金や財宝に目がなく、いつもどこからかお宝を持ってくる。
吟遊詩人:歌の力は強力だが、マイペースで浮世離れしている。
4.登場人物
性別や人物像などの細かい設定はありません。
各テキストの内容から大きく逸脱しない範囲で、
プレイヤーは自由にキャラクターを創り、演じてください。
勇者の剣が閃き、一瞬、辺りが真っ白な光に満ちる。
まぶたを開けると、目の前に立ちはだかっていた魔王の姿は、跡形もなく消え失せていた。
みなが歓声をあげた。
長い旅の末、ようやく魔王を倒したのだ。
勇者 「みんなの力で魔王は消え去った!
しかし、やつの力の源であるクリスタルを見つけなければならない。
魔王を倒したとて、強大な力を持つクリスタルが、悪しき者の手に渡っては大変だ。
私たちの使命は、世界を真の平和に導くこと。
クリスタルを封印してはじめて、この旅は終わる」
勇者とその仲間たちは、手分けしてクリスタルを探しはじめた。
だが、薄暗く見通しの悪い城内では、なかなかクリスタルがみつからない。
そんな時、あわててみなを呼ぶシーフの声が城に響いた。
シーフ 「大変だ!勇者が死んでる!」
西バルコニーに集まった面々の足元には、HPがゼロになった勇者が倒れている。
僧侶 「どうしましょう。MP(マジックポイント)が足りなくて蘇生魔法が使えません」
吟遊詩人 「魔王戦で消耗したからね。アイテムもほとんど残ってないよ」
シーフ 「村まで帰ることができればなんとかなるだろうけど、どうする?」
武闘家 「まだクリスタルを見つけられていないが、いいのか?」
魔法使い 「たしかに、一度村に戻ってまたここへ来るのは、骨が折れるな」
シーフ 「じゃ、とりあえずクリスタル探しに戻ろうか」
魔法使い 「いや待て。勇者に危害を加えるような存在がいるんだぞ。危険だ」
武闘家 「しかし、魔物はあらかた倒したはずではないか?」
僧侶 「残党がいるのでしょうか。それともまさか」
吟遊詩人 「この五人の中に、勇者を殺した"犯人"がいるとでもいうのかい?」
このままクリスタルを探し回るのは危険だと判断した一行。
かくして、ことの真実を明らかにするべく、五人の話し合いが始まる。
5.序章